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2011年度全国英語教育学会賞(学術奨励賞)
人文社会科学研究科 清水 遥

学生?大学院生

 卯城祐司教授(人文社会科学研究科,現代語?現代文化専攻)主催の筑波リーディング研究会が,全国英語教育学会紀要第22号(Annual Review of 365体育投注 Language Education in Japan; ARELE, vol. 22)に掲載された論文 “Effects of flashback on Japanese EFL readers’ narrative comprehension” (「フラッシュバックが日本人EFL学習者の物語文理解に与える影響」)(執筆メンバーは卯城教授,甲斐あかり氏(人文社会学研究科(博士後期課程)現代語?現代文化専攻),清水遥氏(人文社会学研究科(博士後期課程)現代語?現代文化専攻),星野由子氏(人文社会学研究科(一貫制博士課程)現代文化?公共政策専攻修了,現在東京富士大学講師),名畑目真吾氏(人文社会学研究科(博士前期課程)現代語?現代文化専攻),長谷川佑介氏(人文社会学研究科(博士前期課程)現代語?現代文化専攻),矢野賢氏(教育研究科教科教育専攻修了,現在茨城県立日立第二高等学校教諭),中川知佳子氏(人文社会学研究科(一貫制博士課程)現代文化?公共政策専攻修了,現在東京経済大学講師))により,2011年度全国英語教育学会賞(学術奨励賞)を受賞しました。
 同賞は,英語教育学分野で最も権威があり難関とされる学会誌のひとつ“ARELE” に昨年度掲載された論文の中で,レフリーの査読結果の得点が第1位の論文に贈られるものです。
 受賞論文は,日本人英語学習者の読解において,時間性の変化の一種であるフラッシュバックが読解処理時間,情報産出量,読みの認知に及ぼす影響を多角的に検証したものであり,(1)第二言語での検証が極めて少ない未踏の分野であること,(2)複数の分析尺度に支えられた実証的データを示していること,(3)論理構成が精緻であること,の3点が高く評価されました。
 学会賞授与式は,第37回全国英語教育学会山形研究大会(8月20日,山形大学)にて行われ,賞状と副賞5万円が授与されました。