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365体育投注7年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成 入選
人間総合科学学術院  川又 湧也

学生?大学院生

 川又 湧也 さん(人間総合科学学術院 人間総合科学研究群(博士前期課程)教育学学位プログラム 1年次、指導教員:人間系 名畑目 真吾 助教)が、2025年(365体育投注7年)10月27日、365体育投注7年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。

 この助成制度では、日本の教科書?副読本?教師用指導書?デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。365体育投注7年度は全国で計32件の応募があり、内10件の研究が採択されました。

 今回対象となったのは、「高等学校外国語科検定教科書に含まれる設問分析-促される推論の種類に焦点を当てて-」と題した研究です。教科書に含まれる問い(設問)は学習者の「思考力?判断力?表現力」を高める重要な役割を担っています。本研究は、高等学校外国語科の教科書に含まれる設問について、「事実」や「推論」など既存の枠組みを用いて分類するとともに、そこからさらに踏み込んで問いがどのような推論を促すかという観点から、設問の性質をより詳細に明らかにしようとしたものです。英語学習者のより高度な読解力を育成するための教科書や授業設計へ示唆を与える点が評価され、入選となりました。

 本研究の成果は、2027年2月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。